移住者インタビュー

深く考えずに為せば成る 流れに任せて!!

古民家カフェ月乃雫 / 齊藤 真示さん、美智代さん

大阪府からIターン



齊藤さんご夫婦は、丸亀市の離島である本島(ほんじま)へ、2012年に移住してきました。お二人が週末に開いている「古民家カフェ 月乃雫」は、地元の方々の憩いの場となっています。島に来た頃は、初めて経験するようなことばかりで、試行錯誤もされたそうですが、今ではすっかり本島での暮らしに馴染んでいるとのこと。そんなお二人に、本島の魅力や、島での暮らしについてお聞きしました。

齊藤さんが、本島へ移住しようと思ったきっかけは何ですか?

真示さん:実は、今自宅とカフェにしているこの建物には、昔、曾祖父が住んでいたんです。こちらに移住してくる前のことですが、台風でこの建物の屋根瓦が落ちたんですね。そこで改修しようと思ったんですが、いざ直すとなると、建物の内装まで直したくなってきたんです。そうすると、費用も結構かかることが分かりまして、それなら「本島に住もう!」と思い立ったんです。


思い切った決断だったと思うのですが、不安などはありませんでしたか?

真示さん:移住して、仕事をどうしようかという迷いはありました。私の場合は、縁あって丸亀に働き口が見つかったので、平日は毎日船で通勤しています。妻も同様な形で、島外に働きに出ています。正直なところ、島の中で仕事を見つけることは難しいと思いますが、丸亀やその近辺のまちであれば、船で通勤することは不可能ではありません。

船での移動は大変ではないですか?

真示さん:便数が限られているところに、不便さを感じることはあります。会社に行くためには、決まった時間の船に乗らないといけない。でも、電車通勤をしていたとしても、同じことではないかなと思います。車は島と、本土に1台ずつ持っているので、船を降りた後の移動についても、特に不便はないですね。

美智代さん:会社帰りに、船の時間までにスーパーに寄って買い物をして帰る、ということもあります。島外への通勤も、慣れてくれば当たり前のことのようになってきますね。

真示さん:島にはスーパーがないといったことも不便さの一つかもしれませんが、何とか工夫すればやっていけるということを、私たちは実感しています。

本島で暮らす魅力とは、何だと思いますか?

美智代さん:ここは、時の流れがゆっくりしていますね。本島に来てから、時間を気にして動くようなことが、あまりないです。あと、野菜や魚がとても新鮮なのにはびっくりしました。よく、近所の方が獲れたてのお魚を持ってきて下さるんですけれど、本当においしいんですよ。それまで、スーパーで買ったお魚しか食べたことがなかったんですけれど、新鮮さが全然違います。

真示さん:本島の方は、皆さん本当に気さくで良い方たちばかりで、外からやって来た私たちのことを、とても気にかけてくれています。こちらに来て、人の温かさを感じることは多いですね。


カフェを始めようと思ったきっかけは何ですか?


真示さん:週末にカフェを始めようと思ったのも、「地元の方たちと交流したい」という思いからなんです。何か、島の人との交流を深められる方法はないかと考えていたのですが、元々料理が趣味だったので、これを機にカフェをやってみようと思いつきました。80歳を超えたおばあちゃんが、私の作ったピザを、「おいしい、おいしい」といって、1枚ペロッと食べてくれたこともあって、嬉しかったですね。このカフェで出会った方が、船で声をかけてくれることもあって、やってよかったと思っています。




最後に、島へ移住を検討されている方に向けて、メッセージをお願いします。


移住というと、大きな決断が必要で、特に島への移住となると、これまでとは生活の仕方がガラッと変わると思います。最初は戸惑うことも多いと思いますが、私たちは本島に暮らしてみて、「為せば成る」と思うようになりました。思い切って、流れに身をまかせてみてはどうでしょうか。


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