移住者インタビュー

今日という一日を乗り越えられない人のために、 癒しの場をつくりたい

広島在住 / 唐崎 翔太さん


唐崎さんは2021年の夏から、広島で民宿を営んでいます。
大学卒業後、広島県で会社勤めをしていた唐崎さんでしたが、上司からのパワハラが原因で、やむなく会社を退職することになりました。会社から離れて生活をする方法はないだろうかと考えた末に、選んだのが島暮らしです。

祖父が住んでいた広島は、小さい頃に訪れたことがある馴染みの場所。ゆったりと流れる時間の中、自然に囲まれた島暮らしは、唐崎さんの疲れた心を癒してくれました。この広島で、自分と同じように心を痛めた人がほっと一息つけるような場所をつくりたいと考えた唐崎さんは、民宿を始めることに決めました。
民宿の名前は「ほとり」。陸地と水面の間で、あいまいに生まれる畔のように、両極端な日常から逃避できる民宿になればという思いから名付けたそうです。

民宿の食事には、留学先で覚えたトルコ料理などを振る舞います。料理の食材にもこだわり、使う野菜は主に自家栽培。島の特産品である唐辛子「香川本鷹」もそのひとつで、トルコ料理のスパイスには欠かせません。

民宿を始めるにあたって、農業のノウハウも人脈もなかった唐崎さん。ここまでできたのは、島の人たちのおかげだと話します。「島の人たちは、こうしたいという僕の意見を尊重してくれます。風にのって聞こえる船の汽笛や、穏やかな海景といい、広島は穏やかな海景といい、広島はとてもオープンで、居心地のいい島です」。

民宿では泊まるだけでなく、宿泊者同士で一緒にご飯を作ったり、農業体験をしたりすることもできます。「民宿も島も、お好みの過ごし方で楽しんでいただけたらと思います」。


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